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最も美しいとされる歯の配列、ゴールデンプロポーションとは?

ハリウッドスマイル 究極の美とされ、世界に通用する「ハリウッドスマイル」をゲットするには、歯の配列、歯の形、色調などさまざまな構成要素が考えられます。まず歯の配列については、どのようなスマイルラインをつくりあげたら最も美しく見えるのでしょうか。
「ハリウッドスマイル」の場合、口を大きく開けて笑いますから上下六本ずつの前歯が露出することになります。とりわけ完璧な美しさが求められるのが上の前歯で、写真のように、真ん中の歯=中切歯、その横の歯=側切歯、犬歯と左右六本の歯で構成されています。そして前方から見たときに、各々の歯の横幅がどれだけ見えるのが最も美しいのかという比率が決まっているのです。それはギリシャ時代に確立された美の比率、ゴールデンプロポーションで、黄金率、黄金比などと呼ばれています。すなわち中切歯:側切歯:犬歯の見える比率が一・六一八:一・○:○・六一八とグラデーションを描くようにだんだん少なくなるようにつくりあげるのが、最も美しいとされているわけです。
 その際、歯の正中が顔面の中心線と合致していることや、真ん中二本の中切歯の対称性がとても重要になってきます。歯の長さは中切歯で約一〇〜一一ミリくらいが理想的。並び方は軽くほほえんだときに、それぞれの歯の先端をつないだカーブが下唇に沿うようにすると、とてもエレガントなスマイルになります。
 一本一本の歯の形は顔の輪郭とマッチするようにします。たとえば四角い顔の人はスクエアな歯、面長の人はオーバルな歯、細面の人はスレンダーな歯といった具合に、それぞれの顔に最も美しく調和するよう形を変えていきます。
 歯のサイズを決めるには唇の厚さも関係してきます。唇が薄い場合は小さめの歯に、反対に唇が厚い場合は大きめな歯を選んだほうがバランスよく見えるため、歯のサイズも一様ではないのです。また、口元を横から見た場合、鼻の先とオトガイを結ぶライン(Eライン)から上唇まで約四ミリ、下唇まで約二ミリが審美的バランスがよいとされています。
 このように審美歯科の領域は単に歯の色や形にとどまらず、唇や顎など顔全体とのバランスを考慮してこそ美しい笑顔がつくりだされるのです。