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ゲストの声〜下顎が細いので管を動かす手術で、噛めるように・・・〜
東京都渋谷区南平台 58歳 主婦
 私は、下顎が細いので、入れ歯が安定せず、噛めなくて、悩まされてきました。上顎も総入れ歯なのですが、こちらは別に問題はありません。下顎は土手がないため、入れ歯が口の中でくるくる動いてしまって傷ができてしまうのです。
 市販の入れ歯安定剤を用いてもあまり効き目がありません。もちろんうまく噛めないし、話がしにくくて話すのも億劫になります。
 最近では入れ歯に代わって、インプラントという方法があると聞き、近くのインプラントセンターというところに行ってみたのですが、私のように、顎の骨が溶けている場合は、インプラントはできないと言われました。下顎には血管や神経が入っている管が通っていて、私の場合は顎の骨が溶けたために、その管が浅いところに出てきてしまって、インプラントが立てられないというのです。
 インプラント治療を専門に行っているところでそう言われたので、すっかりあきらめていたところ、メデントの先生がラジオでインタビューを受けているのを偶然耳にしたのです。
 普通では難しいケースでも、最先端の方法を駆使すればインプラントができるといったような話だったので、さっそく問い合わせてみました。
 最初に訪れたとき、まずは親切そうな先生なので安心したことを覚えています。私のように総入れ歯にしていると、コンプレックスがあるせいか、歯医者さんと言うだけで勝手に怖そうなイメージを描いてしまうのです。ところが銀座三越横のメデントの先生は全然違いました。
 しかもその先生いわく、下顎の中の管は動かすことができるというのです。口ではうまく説明できませんが、とにかく先生の話には納得できたので、迷わずその方法でお願いすることにしました。
 精密診断の後、管を動かす手術とインプラントの植え込みを同時に行ってもらいました。手術そのものは問題なかったのですが、後にやはり腫れて、入れ歯が入らないので、流動物を流し込んで栄養をとっていましたが、縫ってある糸を取ってもらってからは楽になりました。
 そして六カ月後に、念願の歯が入りました。一〜二回頬を噛んでしまいましたが、比較的すんなりなじんで、今まで悩み続けていたのがうそのようです。
 私の場合、ずいぶん難しい顎だったと思うのですが、先生や看護婦さんが一生懸命治療してくださり、本当にありがたいと思っています。
◆仮骨延長術=ディストラクション・オッセオジェネシス(図10)
 
 これも垂直的に歯槽骨の吸収を起こしている場合に用いる方法で、上顎、下顎どちらにも適応されます。歯槽骨の垂直方向の長さが足りない場合や歯肉がへっこんでしまっている場合に用いられます。歯槽骨をストレッチして、歯槽骨と歯肉を延ばす方法なのです。まず延ばしたい部分の歯槽骨を区画化して分割します。そして、基底部の骨と区画化した骨の両方に純チタン製の骨延長器を取り付けます。
 この骨延長器を使って、毎日来院してもらい、一日1oくらいのスピードで延ばしていきます。そうすると延長した部分に新しい骨と歯肉が再生するという原理なのです。骨延長器は口の中から操作できるように一部が粘膜上に出ています。10o以上延長することが可能です。延長後は三カ月ほど固定し、骨の成熟化を待って、インプラントを植立します。骨延長器は取り外します。